詩歌
時は12~13世紀、ここは京。今日も愉快な公家とその周辺の輩(ともがら)が優雅な貴族生活を満喫している。 なんてのは全部幻想で、目の前には現実逃避も甚だしい高校三年生&愉快で多忙な日々を送る高校二年生が暑苦しく集っている。あとは、真面目に文化祭…
四十日も経っていたから忘れてたああ、私も……だった 〈教科書訂正〉×少量の→○多量の 頭の片隅に赤黒い、自我これがある限り勝てない勝てないの君に分かるか、この悔しさが 三つ編みしたっていいでしょう?パフスリーブのロリータも天使がモチーフのペンダン…
狂おしく燃え盛るこの瞬間が離れない your smile に散る 吹き消して私もろとも今はまだ揺れるこの火が消えないうちに この大地に落ちる紅葉と思わずすれ違った団子の名残りを 君の瞬きと私の血の巡り少しロマンチックな皮肉かな 霰は夕闇に紛れしとしとと生…
溶けていくの、私 あるいは、放物線の動揺 抜け出せないの、私 どうして、絶対値の宿命 セイの値、とれない どうしても下に凸 それならいっそ、微分して 調和しようか? 単調増加の過去 尖っているの、私 それなら、導関数の限界 誤魔化せないの、私 いつで…
鐘が鳴るただそれだけのことなのに鼓動が揺れて夏の夕暮れ 嗚呼、月よ我には遠いその光満ち満ちてゆく影の喜び 街路樹の木漏れの月の光とて我がエゴイズム勝てやしないの 空の穴照らす道へと落ちゆく身ここは私の心の在りか 路側帯誰とでもない月とだけ本当…