我々の魂の中にある文藝を放棄してはならぬ

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新たな愛読書 by大江汐帆

 最近、愛してやまない本ができました。一度その本を開いたら最後、一時間も二時間も読み続けてしまいます。紙一枚一枚はペラペラなのに重厚な厚みを持ち、読む度に新たな発見を与えてくれる、そんな素敵な本の名前は、

 

 

 

 

 

 

 

 

JR時刻表

 

 え、と思った人もいるかもしれません。私もそうでした。でも、本当に面白いんです!きっかけは父の机に置いてあったこの本をふと開いたことでした。(父は目を輝かせてJR時刻表について語ってくれました。)その日を境に、JR時刻表は私の愛読書に、本なのかはさておき、見事仲間入りしました。と、いうわけで、ここからはJR時刻表の魅力を存分に語っていきたいと思います。

魅力①「見ているだけで旅をしている気分になれる地図」

  「時刻表」という題名ですが、時刻表だけではなく色々なことが載っています。ほんとに盛りだくさんで、何回見ても飽きません。主な構成は、「地図+時刻表」で、地図にはJRの路線はもちろん、観光名所やフェリー、阪急など目的地にたどり着くために知りたい情報が全て載っています。そして、地図を見ながら目的地に行くための方法を調べているうちに、段々と旅してるような気分になってくるんです!これが一番の魅力です。未来の旅に思いを馳せながらJR時刻表を開いていると、自分の部屋の窓は気がつくと車窓に変わっています。

魅力②「頼りがいのある時刻表」

 地図で経路を調べたら、後ろの時刻表のページで具体的な電車を調べます。そこで、魅力②「頼りがいのある時刻表」。ローカル線の時刻までちゃんと載っていて、これ一冊で調べることができます。頼りになるし、時刻表を見ながら乗り換えを想像するのがとても楽しいです。

魅力③「たくさんの地名、駅名」

 地図には、JRのおそらく全ての駅名とたくさんの地名が乗っています。中には見たことあるものやちょっと変なものもあって、すごく面白いんです。ちなみに、私のお気に入りの駅名は「雨晴駅(あまはらし駅)」です。

 

 開くだけで旅できる本、それがJR時刻表。他にもたくさんの魅力があって、私もまだ見つけきれていません。コロナで遠出ができない今だからこそ、ぜひ読んで本の中で旅してみてはいかがでしょうか?

 新たな、しかもかなり深そうな趣味の扉を開いてしまったかもしれません。

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