狂おしく燃え盛るこの瞬間が離れない your smile に散る
吹き消して私もろとも今はまだ揺れるこの火が消えないうちに
この大地に落ちる紅葉と思わずすれ違った団子の名残りを
君の瞬きと私の血の巡り少しロマンチックな皮肉かな
霰は夕闇に紛れしとしとと生温いこの目を渋くする
風になびいて頬に触れる君の髪どこかで蜂の聲がきこえる
山肌とともに生まれる木漏れ日で君の目をかくそうこれが愛
たわいないことをたしかにたわいなく噛み締めながら君を愛そう
水溜り広がる世界
深淵と焦燥 ようやくはじまるね
視線が注がれる透明な鏡 君が怯える必要はない
僕はどうしても悪魔にはなれない君が悪魔である夜にはね
冷徹の大地に響く銅鑼の音愛おしくてちょっと崇高な
美しくてつきを見れば柔らかな光の雨がそっと滴る
このために生きてきたのだと思えば夜も越えるよ心躍るほど
紡いだ言葉の束
酒気をからみ音楽を聴く 泣く 躍る 吐く
旧友に腹を割り 遥かな武士に同情しては 深くうつむく
林道の狭間再び目を開けて画面を覆う繚乱桜
熱い春
涙をまとい聞き直す閃光が胸を刺したFriday
去る君の背中を守る親心 最後の雨に濡れないように