かくれんぼのとき、押入れの真っ暗い中に、じっと、しゃがんで隠れていて、突然、でこちゃんに、がらっと襖をあけられ、日の光がどっと来て、でこちゃんに、「見つけた!」と大声で言われて、まぶしさ、それから、へんな間の悪さ、それから、胸がどきどきして、着物のまえを合せたりして、ちょっと、てれくさく、押入れから出て来て、急にむかむか腹立たしく、あの感じ、いや、ちがう、あの感じでもない、なんだか、もっとやりきれない。
太宰治『女生徒』......2文目長いよっ!!
ごきげんよう、女生徒です。
はてなブログはもっと有意義なことを書かないといけないよね、そうよね。と思ったけど、別にそんな縛りなかった。
それより、日誌って言って始めたんだから、ほぼ毎日投稿せえよ。
「いやあ、受験生なんすよ。しかも大学受験」
その割には、遊んでんな。お前、志望校言うてみい。
「それは......こんなとこで言えないよっっ!」
そりゃそうだ。
------------------------------------
さて、本日はおすすめの絵画をご紹介します。最近西洋画にハマりだしたところですが、心広くゆるゆると読んでください。
それでは早速いってみませう!
1.ジョン・エヴァレット・ミレイ「ロンドン塔の王子たち」
描かれているのは、イングランド王子のエドワード5世と、その弟リチャード。エドワード5世は、1483年に父、イングランド王エドワード4世が崩御すると、帝位についた。しかし、議会は二人をエドワード4世の庶子とし、王位継承権を剝奪、エドワード5世に代わって即位したリチャード3世によってロンドン塔内に幽閉された。
1483年夏頃までは彼らの姿を見かけるものもあったが、その後次第に姿を見ることは少なくなり、1484年には暗殺されたものと思われている。
Souce:エドワード5世 (イングランド王) - Wikipedia
エドワードお兄ちゃんの凛としながらも緊張感漂う表情と、明らかに不安そうな弟リチャード君に助けてあげたいという覆いが募るものの、過去への無力感を感じずにはいられない一作。
いや、当時に生きててもどうしようもないけども。
2.ジェームズ・サント「ローブをまとった学生」
「一般子女教育の奨励のために、数多く描かれた「学ぶ少年たち」の主題の一作例。少年は分かりやすいポーズで本を手にし、理知的な顔つきで描かれている。なお、同主題では長い間ほぼ少年だけが描かれてきたが、19世紀後半の女性地位向上運動の萌芽をうけて、ジェームズ・サントは学ぶ少女像も描いている。」
Souce:芸術新潮 | 新潮社
学べ、受験生。
髪の色合い、描き方と肌の質感が大変美しい。完全に惚れました。ジェームズ・サントの絵に。他の絵も素敵です。「幼児サミュエル」とか「デュエット」とか、是非見てみてください↓
Cf:https://www.meisterdrucke.jp/artist/James-Sant.html
3.トマ・クチュール「シャボン玉」
「少年アレゴリー画の代表例である「シャボン玉で遊ぶ少年」をモチーフとした作例。宙に浮かぶシャボン玉をぼんやりと見つめる少年は非常に端正な美しい容貌を見せているが、しかしその美しさはあと少し経てば失われるのだ、という意味になる。消えたばかりの蠟燭や花、割れやすいガラス器などのモチーフが用いられることも多い。」
Souce:芸術新潮 | 新潮社
行く末を憂うような顔つきでシャボン玉を見つける姿が繊細で美しい。薄い眼とムンとした唇に惹きつけられる。
案外、だるいなーとしか考えていない気もするのがまた良いなあ。
え、何?やたら美少年が多いって?
気づいてしまったかあ。
まあまあ深く考えないでくださいよ。
次回!少年合唱団Liberaの魅力に迫る!
(noteでやれよ。って声が聞こえてきそう。勿論、noteでもやるよ!)
note版は以下(やや過激になっています♪)