ごきげんよう、女生徒です。またもや徒然なるままに書きつくっております。
さて、先日と言っても随分前の事になりますが、友人が公園でお弁当を食べていたところ、狸に狙われそうになったそうです。
そう、狸に。ええ、狸に。(狸の字がゲシュタルト崩壊してきました)
狸、と聞くと森見登美彦愛読者として名高いつもりでいる私のような人間は、どうしても繋げざるを得ないのです。
狸、即ち『有頂天家族』と。
ここで、『有頂天家族』についてよくわかる解説です。
『有頂天家族』とは?
『有頂天家族』とは、京都を舞台とした狸と人間と天狗の三つ巴の物語。主人公は狸の下鴨矢三郎。下鴨家の狸を中心に、天狗の赤玉先生、ライバル的立場の夷川家、忘年会で狸鍋食べるという金曜俱楽部などと繰り広げる群像劇。
著者は我が敬愛する作家、森見登美彦氏、P.A.WORKSによりTVアニメも制作された。
そもそも京都市内に狸はいるのか?
勿論、『有頂天家族』はフィクションですが、京都に住んでいると、特に鴨川を越えて左京区に入ると(なんて言うと居住地バレそうだが)、「森見ランド」の妄想をしてしまうのです。
しかし、こんな街中に狸がいるわけなどない。
というかそもそも、京都市内に狸なんている?
だって私、生まれてからもうすぐ20年だけど、動物園以外で一度も狸見たことないのよ!狸なんてきっと架空の生き物!ツチノコ、ユニコーン、狸!
そう思って諦めていたのに、
とある宇治市民「公園でお弁当食べてたら狸に狙われました。本当困る」
えええええ!公園に、狸!?迷惑なら譲ってよ!
とはいえ、私が見逃していただけで、本当は京都市内にも狸は存在するのかもしれません。
本当は、一般人のあずかり知らぬところで狸と天狗と人間のめくるめく三つ巴ストーリーが行われているのかもしれない!
それなら、私もそのストーリーの一登場人物になりたい!私も仲間に入れて!
というわけで、私は狸を探す旅へと出ることにしました。
検証
下鴨神社編
まずは、『有頂天家族』の舞台となっている下鴨神社へと向かいました。
下鴨神社は、鴨川と高瀬川の合流地点を少し北に上がったところにあります。(なんとも京都市民向け説明......)
祀られているのは、かもたけつぬみのかみ。かもたけつぬみのかみです。
これを空で言えるのは、『四畳半神話大系』のおかげですね。(4月8日からアニメが再放送されます。是非是非!!!)
かなり立派な神社です。格好良い!
やはり矢三郎の住んでいるところですし、狸がいてほしいものです。
以下、写真集です。
(↓下鴨神社の鳥居。3人のシルエットは赤の他人。(言い方っ!))
(↓何かが行われていたであろう跡地。狸がいそう。しかし、いない)
(↓きのこはあったが、狸はいない)
(狸は諦めて水みくじを引いた。大吉らしい。信じてなくても嬉しい。ちなみに、下鴨神社に行ったのは宿泊研修前だったので、「旅行 行き先によいことあり」は本当だったらしい。楽しかったから!)
結論
下鴨神社に狸は居ない!!
(人間を恐れて隠れているという可能性は否めない)
本当に血眼で探したのかと問い詰められると言葉もありませぬ。
でもさ、もし本当に狸がいたらさ、なんか「森見ランド」の妄想が現実に侵食してきてしまうでしょ?妄想は妄想の中に留めたいというか、そんなことを言い出したら企画倒れというか……
ですが、私はまだ諦めていません。
京都にも狸はいる!きっと「下鴨神社に狸がいたら、いいなあ」みたいな生半可な心意気の者の前には姿を現さぬのです。
やはり京都で狸といえば、狸谷山不動院!!だって狸って付くし。
まあ、ここも『有頂天家族』の舞台なんですけどね。
次回、狸谷山不動院・日向大神宮編!