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はじめてのエモクロアTRPG -キャラクター作成編- by哀叶

 ご無沙汰しております。哀叶です。はじめてのエモクロアTRPG、キャラクター作成編です。エモクロアTRPGシナリオ「新約・きさらぎ駅」のPL情報程度までのネタバレを含みます。今後プレイする予定の方に影響があるようなことはないと思いますが、一応ご注意ください。

 


 前回の記事にも書きましたが、参加してくれる会員は

・女生徒

・大江汐帆

・Rumpelstilzchen

 の三名です。

 


 遊ぶシナリオは「新約・きさらぎ駅」を選びました。プレイ時間が1〜2時間とお手軽なことと、無償頒布であること、推しがプレイしていたので私が予習しやすかったことが決め手です。エモクロアはルールブックがHPで公開されているので共有しやすくて良かったです。

 


 まずは参加してくれる会員たちにエモクロアTRPG公式から提供されているキャラクターシートを使ってキャラクターを作成してもらいます。

 名前はペンネームを使ったり関係ないものだったり。ペンネームを名前にした女生徒と大江汐帆は、これとは別の、千夜史音と大江健一郎というペンネームを使ってくれました。よってプレイヤーとして女生徒と大江汐帆、キャラクターとして千夜史音と大江健一郎という使い分けでこのシリーズの記事は書いていきたいと思います。

 次に能力値を決めてもらいました。運勢はランダムで決定し、運勢以外の7項目は合計25以内に収めて決定してもらいました。ちなみに、運勢1が二人出てしまったのでこの卓はかなり不運ですね。唯一1でないキャラクターでさえも運勢は3です。不運。

 それから共鳴感情、技能の順に決め、キャラクターの詳細を考えてもらいました。何も指示していないのですが、キャラクターの背景を裏付けるような技能を取ってくれたので有難い限りです。今回遊ぶシナリオは導入で電車に乗っているので、電車に乗っている理由も考えてもらいました。

 


 それでは、それぞれのキャラクターの紹介と参りましょう。

 


 まずは我らが会長、女生徒のキャラクター。

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 オルフェウスを崇拝する25歳の彫刻家、千夜史音。彼女の狂気じみた極端な美学は、家庭的な事情によるものだった。

 幼少期はチェロを弾いていたキャラクターなので、チェロの技能がLv.1。彫刻家らしく彫刻はLv.2です。また悪魔学にも造詣が深く、Lv.2を取っています。技能は幅広く大量に取ってくれました。取っている技能の数はこのキャラクターが1番。

 共鳴感情は崇拝、狂気、嫉妬。紹介文にもきちんとその要素が入っているので、これは要約が上手い人の文章ですね。流石会長。チェリストになりたかったが諦めたこと、父親がいないことなどが「嫉妬」のルーツになっています。

 彼女が電車に乗ったのは、街で見かけたあの子の姿が見えたから。モデルにしたいと思うほど美しい少女を追いかけて、電車に飛び乗りました。

 彫刻家ながら器用の能力値は4、五感は5で、知力の6よりも低い数値。もし芸術ではなく学問の道へと進んでいたら、彼女は嫉妬に狂わずに済んだのでしょうか。

 


 続いて、副会長大江汐帆のキャラクター。

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 自身の才能のなさに絶望した46歳の小説家、大江健一郎。文學界の新人賞を取ったという過去の栄光に縋りヒロポンに溺れる日々を過ごしている。

 共鳴感情が怠惰、劣等感、勝利とめちゃくちゃわかりやすくなっていると思います。キャラクターにぴったりの共鳴感情が選ばれていてテンション上がりますね!

 技能に芸術(小説)が存在しないのも、才能のない小説家っぽくて良いですね。キャラクター作りが上手い。専門知識(魚)のLv.2はPLの大江汐帆自身が魚に詳しいことから付けられた技能です。技能の数はこのキャラクターが1番少なくなっています。

 能力値は1が多いです。1以外は5,6と高いですが。運勢が1しかないのに技能に強運があるのも面白いですね。掴み取るタイプの運でしょうか。もしかしたら、新人賞は運で取ってしまったのかも……?

 さて、彼は〆切に追い詰められて自殺の名所とも言われる青木ケ原樹海に向かっている中、このシナリオに巻き込まれてしまう訳です。一体どんな動きをしてくれるのでしょうか。

 


 最後にRumpelstilzchenのキャラクターです。

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 正義感のあるバカな16歳の貴族、アドリアノープル。自己肯定感が高く、思考に確証バイアスが強くかかっているため、自分が理解できない相手には混乱し、間違っている可能性に気付けない。

 愛おしいおバカさんキャラクターです。最高。共鳴感情の表が正義なのに、裏が軽蔑なのも良いですね。自覚していないタイプかな? と想像が膨らみます。ルーツは勝利。勝ち組人生的なことでしょうか。

 技能の社交術、魅了、武術なんかは貴族っぽさがあって良いですね。Lv.3技能はなく、幅広く取ってくれています。

 能力値は身体と五感、魅力、社会が突出していて、あとは1が3つと2が1つ。大江健一郎と同様偏りが激しいですね。しかしアドリアノープルはフィジカルにかなり振っているので、イニシアティブ値高めです。

 おバカさんですが貴族なので庶民の生活には詳しくありません。そのため親に言われて使用人を付けずに3駅の移動をしようとしていたら、巻き込まれてしまったということになります。しかし貴族ですからおそらくボディーガード的な人は彼女を追っていたのでしょう。警護対象を見失ってしまったことで何かしらの処罰を受けることになりそうですね。

 


 キャラクター情報をココフォリアのチャットパレットに打ち込んだり、セッションに必要な素材をセットしたりと準備を着実に進めていきます。セッションの日程も決めたので、あとは準備を済ませて当日を迎えるのみ。

 


 今度はいよいよセッション本番です。次はセッション編でお会いしましょう。ではまた。

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